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  • 執筆者の写真take889

平成の終わりに

平成も残り一週間を切りました。 考えてみれば、私が漫画家としてデビューしたのが1988年、初めて雑誌連載したのが翌89年。そう、ちょうど年号が昭和から平成に変わった、まさにその時だったんです。 昭和時代に高度経済成長期とともにのほほんと学生時代を過ごし、そのまま就職して平凡な会社員としてただ漠然と平穏無事な日々を送っていた私にとって、漫画とともに歩んだ次の平成時代は信じられないほどの激動の連続でした。 誰もが称賛する華やかで晴れやかな場にいたかと思えば、もがいてももがいても這い上がれないどん底に突き落とされる。努力しても結果が出ず、人からは見放される。 もうダメかと思うと、意外なところから救いの手が来てみたり。様々な人とのつながりで今日までやって来れた。正直そんな感じです。 昭和時代の延長で、あのまま平穏無事に過ごす人生を続けていたとしても悪くはないし、世の中にはそれしか選択肢がない人もいるでしょう。 でも、それが果たして面白い人生と言えるかどうかはわかりません。あまりに波風がありすぎるのも大変ですけどね。(^_^;) 最近依頼を受けて、こんなイラストを描いてました。戦国時代の武将、立花宗茂が領地の柳川城から平和な城下町柳川を眺めている図。 こんな風にしみじみと、人々や町の暮らしを眺めながら、感慨に浸る時間を持てたらいいですね。


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