最新作・「武士(もののふ)たちの碑」発売開始!
- take889
- 6月5日
- 読了時間: 2分
出版すると言いながら、この数年間諸事情で出版できなかった幻の作品、「防人たちの碑」が、「武士(もののふ)たちの碑」とタイトルを変えてついに2025年6月にリリースされます!!
事情があったとはいえ、脱稿してから出版までがマジで長かった…(T_T)
おまけに完成してから書籍の大きさが変更になったりして、全頁サイズ修正をした上で再入稿したり、そのデータがまた印刷前にトラブルで引っかかったりで、最後の最後まで苦労しました。
出版までの間いろいろと歴史漫画描いてたので、何とか食いつなげましたが、もうホント完成品の塩漬けは勘弁してほしいです。
さて、内容は鎌倉時代の元寇の真実と、その記念碑を苦労の末に建てた明治時代の湯地丈雄という一人の男の物語ですが、そこには大きく「国防」というテーマがあります。 湯地が記念碑を建てる動機として、「いかに国民に国防の大切さを知らしめるか」というものがあるのですが、彼の考え方は読んだ人によって賛否が分かれるかもしれません。 本当に大事なのは、湯地の考えが正しいか正しくないかではなく、「国防」という避けて通れない問題についてどうしたらいいのか考えてもらうことだと思っています。
湯地は彼なりに考えて、記念碑として亀山上皇の像を建てたのですが、たとえその考えが間違っていたとしても、決して栄誉を求めることなく一つのことを成し遂げたのは事実です。
意見はいろいろあっても、人間としてのその情熱は賞賛に値すると私は思っています。 鎌倉時代の人たちが何を思い、どう感じたのか。 そして明治時代の湯地を動かしていたものは何だったのか。 そのあたりの注目してこの漫画を読んでいただけると漫画家としては嬉しいです。 どうぞよろしくお願いします。

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