漫画家になって30年近くたちますが、東京にいた頃はもっぱら雑誌に載るような漫画を描いていました。それが小さいころからの憧れだったし、その頃はもちろん充実感もありました。 自分の描いたものが、日本全国津々浦々まで届けられることを想像すると、それはそれは爽快でしたね。 でも、「漫画家」というのは何も雑誌に漫画を載せて、単行本を出すだけが仕事じゃない。 九州に戻ってそう感じました。 九州には大きな出版社も何もない。そこで仕事をしようと思ったら、地元の企業を回って私の「漫画」を使って広告を出してくれるところを捜すしかない。 試行錯誤はありましたが、「企業の広告を漫画でやる」という方向性を確立したおかげで、これまで何とかやってこれました。 何より、顧客である企業の方が喜んでくれる。今はそこに、やりがいを見出しています。 ニーズがある限り、これからも企業様相手のお仕事を続けていければと思っています。
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