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執筆者の写真take889

元寇の取材に行きました②

鷹島の高台にある埋蔵文化財センターには、元の船が沈んだ水深20メートルの海底から引き揚げられた大碇が展示してありました。 残存部分が2・7メートル、推定全長7メートル。これから推測される船の大きさは全長40メートルの巨大軍船です。でか! 他にもいくつか碇が発見されたそうですが、すべて先端が南向きの形で発見されたことから、記録にもある元を壊滅させた「神風」は、どうやら島の南側から吹いた超強風であったということらしい。 では普段そんな風が吹くのかと現地の案内係の人に尋ねると、まず吹かないそうです。 推測ですが、この時の台風の進路がちょうど島の北側を通過したので、北や西側から吹く風を想定して入江に停泊していた船が想定外の被害を被ったのではと。 これだけ聞けば確かに「神風」のおかげで日本が救われたと言われても過言ではないですが、対岸の伊万里沿岸に停泊していた元の船はほとんど無傷で、その後指揮官や将校たちを載せて悠々と大陸に引き上げているんですよね。 どうも僕たちが学校の教科書で習った歴史は、ほんの部分的なものであって、それをもってすべてだと思ってしまってはいけないようですね。


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